初開催となった「カフェ耐」は、日本レース界のレジェンドであり、ライダースカフェPILOTA MOTOを営む辻本 聡さんが発起人。ライダースカフェが増えて盛り上がっているなか、そこに集まるお客さんと一緒に楽しんで、もっと繋がりを深めていけるイベントがあるといいな、という辻本さんのおもいから、カフェを営む仲間の協力も得て実現。主に関東圏のライダースカフェ9店舗と、そのお客さんたちが集合し、会場となったサーキット秋ヶ瀬は超満員となりました。

そしてカフェ耐を実現する強力なあと押しとなったのが、青木拓磨さん。レースプログラムには拓磨さんが主催する「レン耐」を用いることで、レース初心者でも安全に楽しむことができたのです。

Let’s レン耐!
レンタルバイク耐久レースです

「レン耐」はその名のとおり「レンタル車両で行う耐久レース」。エイプ100とグロム125のレンタル車両を用意。転倒したらペナルティ5,000円、ライダー交代の際のゲーム、レース途中での順位によりハンデを加算する独自のシステムにより、目を三角にして順位を争うのではなく、安全に楽しめる雰囲気が確立されています。

華は「PILOTA MOTO with Hiroshi’s Kitchen」チームとしてグロム125クラスに参加しました。じつは即席なチームだったのですが、燃費管理や交代のタイミングなど、いいチームワークが発揮でき、転倒やガス欠もなく6時間の耐久レースを無事完走。6時間というと、スタート前は長く感じてしまいますが、走り始めるとあっと言う間。楽しい時間は早く過ぎてしまうものです。

表彰式での拓磨さんの「いつものレン耐以上にお客さんが集まってびっくりだよ!(笑) バイクを通じて人と人が繋がる。そのパワーを感じました。ひとつの目標に向かってチームで走ることで、知らなかった人同志でも頑張って、繋がりが深くなる。そして、ひとつのカフェの中だけでなくて、ほかのお店とも繋がれる。素敵なことですね」というお話に、今回のカフェ耐が大成功だったことがあらわれています。

辻本さんが「またやりたいですかー!?」と声を上げると、大きな拍手がわき上がりました。次回は10月ごろに開催の予定とのこと。どこかのカフェとジョイントして「with Booyah」なチームで参戦できるといいな!?

Photo & Text : Yasuaki Takano