#免許がなくてもモータースポーツ
「完璧な走りってないと思う、僕の中では」そう語る道上さんは、チーム代表兼ドライバー としてご自身もレースに参戦しながら、若手ドライバーの育成にも取り組んでいます。
「免許がなくても楽しめるモータースポーツ」。それがBooyahのはじまりでした。
近年、誰でも気軽に、免許がなくても、リアルな運転疑似体験が出来るレーシングシミュレーターが幅広い層に流行しています。横浜の本牧通りにあるのが、プロレーシングドライバー道上龍さんが監修した「ヨコハマグッドファクトリー(YGF)」。ゲームとの最大の違いは「機体との連動」。
ステアリングは重さが変化し振動も伝わります。シートに取り付けられた7軸シリンダーが再現するのは、実車に限りなく近いリアルな挙動なのだそう。実際に汗もかくし緊張もするのです。
「僕もシミュレーターにそんなに興味がなかったんですよ。あれをしたからって速く走れる訳ではないし。だけど海外のレース行くことになって初めてのサーキットを走ることが多かったので、コースを覚えるのにシミュレーターをやるとすごく役に立った。今は大体レースウィークの頭くらいに練習しに来てレースに挑むという習慣になっていますね。 レース前にシミュレーターで新しい走り方をやってみたら、その方がタイムが速い。これなら実車もいけるかな、と試してみる。そういうきっかけを見つけられたりします」。
天候に左右されず低コスト、かつ怪我をしない「安全性」は、プロのトレーニングに限らず「免許がなくても楽しめるモータースポーツ」の入り口にぴったり。
懐かしの車やF1マシンなど、乗るチャンスがない車の運転を気軽に疑似体験できるのもシミュレーターならでは。そしてYGFでは、道上さんやプロドライバーがセットアップを行った実車に近いレーシングマシンの挙動も体感することが出来るのです。運が良ければプロたちのお話もお店で聞けちゃうかもしれません。
■ヨコハマグットファクトリー
〒231-0849
神奈川県横浜市中区麦田町4丁目99落合ビル１階
TEL:045-225-8194
2019 Booyah Vol.5より