世界で活躍するフラットトラックライダー 大森雅俊 選手が主宰するM'S CLUB RIDING SCHOOLは、大森選手が親善大使を務める茨城県常陸大宮市の"廃校"になったグラウンドを再利用し、自身でコース整備や製作を行った"完全プライベートフラットトラックコース"を会場としている。
大森選手曰く、『周りの目を気にせず集中して練習やトレーニングができるのは重要なこと。
また、土質やオーバルのアールも考えて作っているのでプロを目指すライダーはもちろん、初心者も安心して走りやすいコースになっています』とのこと。
大森選手のおもいが詰まったコースでのスクールは、これまで完全会員制のプライベートスクールを主に行っていたのだが、フラットダートの魅力やテクニックの重要性を『もっとたくさんのライダーに知って欲しい』と、今年から誰もが参加できるフラットダート入門スクール「はじめてのフラットダート」を開始した。
・参加費 ¥16,000(レンタルバイク・お弁当込み)
・開催時間 10時~15時
※グループで参加の場合、割引あり
スクールで使用するマシンはレンタルがあり、装備も通常のツーリングウェアでの参加が可能なので、オフロードバイクやオフロード用の装備品を持っていないという方も気軽に参加できる。
スクール内容は、安全かつ確実に技術を身につけて欲しいという大森選手のこだわりに沿って進められる。
準備運動からスタートし、競技についての説明からライディングポジション等々の確認、ブレーキの掛け方をレクチャーしていく。
日常のライディングでは避けたい土の上での急制動や、一本橋、スラロームを行い、"土の上を走ること"に楽しみながら慣れてもらえるように進めていく。
同じ事を、例えば片手を外して行う事で丁寧なブレーキやバランス感覚を自然に体得できる。
目的は、丁寧な操作から美しく、且つ効率的に車体を前に進ませるコントロール力を取得できるようになる事。
"基本"を中心に行い、最後はフラットダートコースを走行。
先日のスクールでは参加者から要望があり、講師のデモランを実施した。
参加者ライダーの声
『初めてだったので基礎から教えて頂けて良かった。ブレーキと併用していかにバランスよく走らせる事が大切かがよく分かった。』
『ロードレースに参戦しているのですが、このテクニックが凄く生きる。基本はやっぱりダートだと思った。』
『一言でいうと、とにかく楽しかった。自宅から3時間かけてきたのですが、その価値があった。来られて本当に良かった。』
『ダートというとオーバルをひたすらドリフトして走らせるイメージがあったのですが、そこに至るまでの細かい基礎練習をわかりやすい順序で大森さんが教えてくれたので体に自然と入っていった。』
『基礎の大事さ。基礎練習がこう繋がっていくのか、という意味がよく分かった。ツーリングライダーですが危険回避にも繋がるし参加して良かった。』
『とにかく目標とするフラットトラックの走らせ方の基礎中の基礎だと思う。これを最初から教わるか教わらないかで成長のスピードが全然違うと思う。』
『フラットトラックを始めたばかりで、手探りで走っていたのですが、参加してみて練習する方向性が見えた。今後どんな風に練習すれば良いのかがよく分かった。』
大森選手からメッセージ
『フラットトラックという競技は単純だけど、凄く繊細な技術を要します。この技術をライダー自身が身につける事が出来ればどんなバイクも安全に扱う事ができると僕は思っています。
最近はプロライダーがトレーニングに取り入れている印象もあります。ハードルが高いと思われている方も多いかと思いますが、公道を走るライダーさんにこそ是非この技術を知って欲しいです。雨の日のマンホールや白線の上、急に出てきたダートの滑る路面も焦らず対処できるようになると思います。
免許を取ったばかりの方や、ツーリングによく行く方、仕事の足としてバイクに乗っている方に1年に1度で良いから取り入れて頂き、より安全なバイクライフのお手伝いができたら嬉しく思います。』
現在2022FIMフラットトラック世界選手権に参戦中の大森選手だが、月に1〜3回ペースでライディングスクールを開催している。
はじめてのフラットダートでは物足りない!という方は通常のM'S CLUB RIDING SCHOOL(中級~上級)へ、ステップアップが可能。
現役ライダーのテクニックを学べるスクール情報は、大森雅俊公式HPから是非チェックしてみて欲しい!