#N-ONE OWNER'S CUP に挑戦

今年のはじめにお話をいただき、レースに参戦するために必要な国内A級ライセンスを取得したりと諸々の準備をしてきました。カートではお遊びレースに出たことがあったけれど、クルマの"ちゃんとした"レースに出るのは今回が初めて。

ワクワクよりも、不安と緊張が凄かった(笑)。富士のライセンスを持っていないのと「時間が取れなかった」という言い訳により、シミュレーターと動画でのイメトレをするしかなかったので、もうほんと不安!!(涙)

前日の練習走行30分×2回でほぼほぼ初めてのコースイン!(レースするのに順序違うよね(汗))1回目の走行終了後に、インストラクターの山野哲也さんや中山友貴さん、他関係者の方々にアドバイスをいただいて、2回目の走行ではアドバイスが活きて、2秒ほどタイムを縮めることが出来ました。

ドライコンディションでの練習では、今回エントリーしている中で真ん中くらいに入るタイムが出ていたので、予選決勝でもそのあたりキープして完走できたらいいなぁなんて思っていたんだけれど……。

当日の朝。雨!!!!!ウェットは練習出来てないよー!!(涙)朝の時点では少し明るくなりそうな、雨が止みそうな、思わせぶりな、そんな空。

朝イチで受付を済ませ、車検、装備品チェック、メディカルチェック、ブリーフィングを受けました。プロドライバーさん達もレース前にはこんな風にして緊張したりしてるのかなぁ、なんて考えながら予選に向けての準備。

予選が始まる頃には雨足がさらに強まり、もう腹をくくるしかない状況。いざ予選が始まってみると、想像していた以上に遥かに滑るし、一度スピンしたら"滑り癖"がついてしまい、同じところでスピン連発。滑らないように走るのが精一杯で、タイムどうこう言っている余裕なんて、これっぽっちもありませんでした(涙)

photo by くまやま
photo by に。
photo by February_26
photo by 永橋済
photo by じゅん
photo by ひでっち
photo by なかにしひろゆき

今まではSUPER GTなどのRQとしてレースを観ている立場にいましたが、そこで戦う、クルマを操るドライバーさん達のプロフェッショナルに感動。N-ONEの最高速は140km/hほど。その速度でも滑った時に恐怖を感じたのに、それよりももっと速い速度域を操って、レースをするって……神様みたい!(笑)

決勝では、自分の実力以上のことは出来ないんだから、とにかく無理をしないでクルマを壊さないように走り切ろう。それを目標にしました。予選よりもコンディションは悪く、霧で前も見えない状況。それでも最終的にポジションも変わらず、タイムも予選で出ていたタイムと変わらずで、戦闘力の無さに少し残念ではありましたが、初めてのレースで、初めてのコンディションで、クルマを壊さずに無事に完走出来たので、ま、いっか!(笑) 苦手だったブレーキの踏み方を超絶ウェットの中で試せたし、知らなかったクルマの挙動だったり諸々の初めての感覚もたくさん体感出来たし、とてもお勉強になったレースデビューでした。

次は6月24日の鈴鹿、その後も8月のもてぎを予定しているので、もう少し練習積んで、経験値あげて、やっぱり真ん中くらいではレース出来るようになりたいな♪ 引き続き、応援してくださいね〜♪

HONDAの軽自動車"N-ONE"のナンバー付き車両によって行われるワンメイクレースがN-ONE OWNER'S CUP。HONDAの販売店などで配布されるホンダマガジンが結成する123号車、Team HondaMagazineから参戦しました。数々のレースカテゴリで活躍する小山美姫選手とチームを組んでシリーズを戦います
photo by 窪寺由仁
photo by かのん

2017 Booyah Vol.1より