#N-ONE OWNER'S CUP 参戦記
初の4輪レース、闘いきりました
123号車チームホンダマガジンから参戦させていただいた、N-ONE OWNER'S CUP。デビュー戦の富士から始まり、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎと、憧れのサーキットを走りました。今思えば、本当に無謀なことをした気がしていますが、参戦した3戦全て、なんとか完走することが出来たので良かったなぁ。と、しみじみ。
実際のレースはしみじみなんてしていられるはずもなく!軽自動車らしいかわいい見た目に反して、バトルは結構な迫力で、毎戦不安に潰されそうでした。
鈴鹿では、他チームのマシンの横転があり、モータースポーツの危険な部分を目の当たりにし、ショックを受けました。【私も、危険の伴うことを今しているんだ。】と。そういうことをもっとちゃんと意識を持つこと、そして危険が伴う部分も、モータースポーツを楽しむ方々に伝えなきゃ。と、そんな使命感にもかられました。
もてぎ戦は、クルマをシェアしていた小山美姫選手も駆けつけてくれて、背中を押してもらいました。彼女は気合の入り方がすごい。年下だけれど、尊敬するし、呼び名は【美姫先輩】。
そして、かわいい応援団も♪ 以前、SUPER GTのKEIHIN REALRACINGでレースクイーンをさせていただいていた時に繋がったご縁、明和園さんが、キッズ達と手作り横断幕を持って応援にきてくれたんです。夢にも思っていなかったので本当に嬉しかったし、力になりました。決勝の順位は上げられなかったけれど、応援に背中を押され、やっと“レース”をした感じがしました。
実力の問題はもちろんだけれど、メディア枠からの参戦だし、順位よりも周りとの調和のほうが優先で、クルマを壊したらシャレにならないし、他チームのマシンにぶつけてもシャレにならないし……。でも、最後は【今日は絶対に譲らない】。そんなおもいで臨むことが出来ました。スキルは別としても、たくさんの収穫があったシーズンでした。
2017 Booyah Vol.2より