TAKUMI.匠 / アライヘルメット工場見学 #2はこちら
『人命を守る』ヘルメットに宿る匠のおもいを見た
Booyahを読んでいる皆さんなら誰もが知っているでしょう。日本で初めて2輪用のヘルメットを作ったメーカーであり、現在ではモータースポーツや公営競技などでも広く使用され、世界的に高い評価を得ているアライヘルメット。
今回、その製造工場を見学することができました。そこには、人命を守るという使命感のもと、ひとつひとつ愛情を込めてヘルメットを作る匠たちが居ました。
「お祈りするような気持ちで、小さなことでもできることはやる。それが積み上がると、驚くような結果が得られる」
今回、工場見学をさせていただいた際、新井社長にヘルメットつくりへのおもいをお聞かせいただくことができました。日本で初めて2輪用のヘルメットを作ったのは新井社長のお父様。もともとは作業用の保安帽を作られていたのだそうです。
現在アライヘルメットでは、耐衝撃や貫通実験などいくつもの規格テストが行われていますが、現実の事故の衝撃と規格テストの衝撃は違うといいます。
「理論を組み立ててやるのは、私には出来ない。だから我々は、安全性を高められるのならどんなに小さなことでもできることをやって、お祈りするような気持ちでそれを積み重ねていくしかないんです。商売目的だけでやっていたら、本当に頭を守ることはできない。このおもいが受け継がれていかないと。私がいなくなっても、続いて欲しい」と、新井社長は仰います。
人力で行なわれている丁寧な職人業が、製品への支持と信頼に繋がるのだと感じました。
人命を守ってくれるヘルメット、どうか大切に扱ってほしいです。
歓迎ムードに感謝!ありがとうございました!
嬉しいサプライズが待っていました。社員の方が、ウェルカムボードを書いてくださっていたのです!
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2017 Booyah Vol.2より